指令だ。前の駅でサリンを置く。次の駅で傘で突き刺す。電車って一種の物質転送装置。と考えると。何やら色々と都市の不気味な風景が見えてくる。確かに瞬間移動ではなく旧式なテクノロジーで。転送に時間を要する。量子転送リニア輸送気球風船お馴染み電送などがあるけれど。それでも徒歩よりは早いし疲れない。博物館で体験乗車出来る。不特定の他人が車両と称する小部屋へと。多人数で入室し。転送に要する時間。を過ごさなければならない。だから江戸の銭湯でのような男女同意不同意行為が電車でもあったらしい。不便な物だったのだ。よく分からないが。もしそのテクノロジーがレントゲンみたいに定位置を動いてはならない類の形式だとしたら。よく分からないがまたそれはそれで興味深い。スマホや読書も不可。直立不動か着席のみ。そう考えると男女別も障害者専用車両も有り得る。ガス室のようだ。例えば公衆電話のボックスが。ネカフェの個室が。コインシャワーのシャワーが。プールの一斉シャワーのようだったら。コトゴトクそれらが電車の車両のようなツクリだったら。確かに不要不急なら物好きやネカフェ難民以外は使わないだろうが可要可急の用事での電話パソコンスマホ使用プール入水の為なら使ってしまうはず。満員電車は不要不急ではなく可要可急だから皆が我慢して使っていた歴史的現実事実真実が見えて来る。このように第九次コロナ戦線は当たり前に思っていたシステムやツールを日常から根本的に。斜めから。自嘲的に。見直す契機に。皮肉にも前人類にとっては初めて。なった。のだ。