創るぞ!

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  • #585
    けにお王
    キーマスター

    長らく小説を書いてない。
    物語を紡いでない。

    しかし、そろそろ祭りのシーズンだ。
    超短編小説会の祭りのシーズンだ。

    小説を書かないと、祭りに参加できない。

    と言うことで、ひさびさにリバビリに、思い出すために小説を書くぞ!

    で?

    なにをどのように書いたらいいのか、サッパリ思い出せない。
    だが、物語を作る事は、確か楽しかったはずだ。
    そして、読むより書く方が楽しかったはずだ。

    とは言え、困ったことに、創ることが楽しかった感覚は思い出せない。どんな感じだったか?何がどう楽しかったのか?

    まあ、いいや、書いてるうちにおいおい思い出すことだろう。

    さて、創りたいが、何しよう?

    あ!

    小説には、物語には、主人公がいる。主人公がいない小説はあまり無い。

    で?

    主人公のタイプは?
    悪いやつ、良いやつ、普通のやつ。

    はっ!思い出したぞ!

    断然、正解は、普通の主人公や。

    そうでした。小説の醍醐味のいくつかを考えた時に、共感できる、と言う事が一つあったはずだ。
    この小説を読むのはおそらく、概ね普通の人や。
    なにしろ、ここは会員制の高級サロンやないからな。

    普通の人を主人公にすることで、一般ピープルである読者に共感してもらえる。没入感、つまり読者はドップリと物語の海に沈む。夢中になる。

    つまりは、してやったりや!

    主人公設定を普通の人にすることは、物語作りの大事な初手やった。定石とも言える。定番のペヤング焼きそばみたいな奴や! 大事な事を思い出したでー、これでほぼ勝ち確やー。

    はっ?まてまて。

    普通の主人公が大事はわかったが、具体的にどうする?
    日本を代表するアニメであるドラえもん、で言うところの、のび太君みたいなのが、弱々しく、泣き虫で、主人公にうってつけで、一般人で、人間らしくて、ええのかな?

    いやいやのび太くんは、いくらなんでも情けない。この殺伐とした現代社会で、あの泣いてばかりで他人に泣きすがるスタンスでは無理だ。生きて行けない。
    強がって、虚勢をはって、弱さを隠し、忍び難きを忍び、耐え難きを耐えているのが、普通の人ではないか?そう言った主人公にしたら共感を持たれるのではないか?

    でも、そうなると、意外に普通の人ってのを描くのは難しいな。
    どうするかなー?
    読者に、共感や没入感を与えるには、主人公の個性と言うか、普通っぽさを注入しなあかん。
    しかし、何をどのように描けば、個性を注入すれば、普通の人になるねんな?

    ふーむ

    はっ!そうだ、モデルだ!
    主人公を描くためのモデルが必要や!

    え?
    でも、身の回りに、普通の人なんていたっけ?

    うーん・・・誰だろ

    あああああ、ひらめいたぞ!

    わしがおるやないかい!?
    灯台下暗しや!
    自分がノーマルやったわ。

    自分こそが普通ではないか?
    世の中の人間を横一列に並べた場合、そのもっとも中心にいそうなのが、ワシやろ。
    強くもなく弱くもなく、大きくもなく小さくもない、優れてもおらず、劣ってもいない。
    我こそは、ど、センター。
    人類の平均値に違いない。
    自分をモデルにして、主人公を描けば、それが普通の主人公や!

    ええやないか!ええやないか!
    そやがなそれやがな!?

    そうそう、自分だと描きやすい。自分のことなので、年齢、性格、エピソード、習慣、なんでもござれの描きたい放題。そして事実なのでリアリティがある。主人公のモデルにするには最も簡単だ!これ以上の題材はない。

    はぁつ!

    しかしだ。よく考えると・・・・

    いい年して、自らをさらけるなんて、こっ恥ずかしいな。

    はっ!

    それにだ・・・

    もし自分を題材に小説を書いたとして、さらけだしたとして、私が私であることが世間にバレたら、もし創作物から、作者である私の私小説だとばれたら、私はこの社会から抹殺されるではないか!?

    こわ!!

    やはり私をモデルして主人公にして描けないわ!
    無理だわ。

    リスクがデカすぎる。

    と、言うことで、創作することをヤッパリやめまーす!(アッサリ味)

    • このトピックはけにお王が2ヶ月、 2週前に変更しました。
    #587
    なかまくら
    参加者

    なんじゃそりゃああww
    もう、創っちゃったんですよ! ひと作品読み終わってしまっており、
    さらけ出されちゃっているので、創るのをやめるのは、諦めてください笑

    #588
    tosiniyama
    参加者

    スマホ仕様のたてがた映画がトレンドらしいです。たてスクロールのスマホのメモ機能。ちなみに自分はジーメールの下書き機能をつかっております。たてスクロールのスマホのメモ機能。これこそケータイ小説の時代からの小説家における現代の原稿用紙なのでしょうか。そこにまず対峙すること。そして対峙すれば勝手に手がうごいて小説めいたものができてくる。自分がエーアイになったような全能感。これはこわいかも。ちまちまとエスエヌエスでの百数文字ならばさほどではないでしょう。それでも社会問題化しているが。もしエスエヌエスユーザーがすべて超短編小説家となって本サイトに殺到したら。それもエーアイのような全能感でたちのぞんだ日には。おそろしいことになりそうです。いやおもしろいことになりそう。ケータイ小説ブームとはそんなのの若さというエーアイ的全能感のたまものてんまつだったのでしょうか。じっさいギャル文化を反映したストリート社会派スタイルの作品が大勢だったようです。がもし本作のように逡巡系私小説スタイルが大勢をしめていたらどうなっていたでしょう。それが明治期の私小説文化だったのでしょうか。とりとめがなくなりましたこのへんで。

    #589
    けにお王
    キーマスター

    なかまくらさんへ

    読んでくれて、ありがとうございました。

    何やってんの?
    的な作品になりました。

    少しは、創作を楽しめました。

    さて、もうすぐ12月だ。

    あっという間に一年が経つなー

    兎にも角にも、祭りに向けて書く練習をさせてもらいましたよ

    で、何とか、文字を打てることは分かりました。

    頑張ろー

    #590
    けにお王
    キーマスター

    tosiniyamaさんへ

    読んでいただき、ありがとうございます。

    そうそう、私は、私小説が得意なのです。

    そんなん創作物やないやん、って自分を突っ込みたくなりますがねー

    逆に言えば、物語を創造するのが、苦手なのかも知れません。

    作家には向いてないのかも、です。

    また、今どき、作家って、机に原稿用紙置いて、万年筆なんかで書いている人、ほとんどいないでしょうねー

    書き直すのが大変そうだし。

    ただし、縦書きの方が、日本語には向いてる気がしますねー
    と言うのも、縦の方が読みやすいと感じます。

    確かに、多くの方にこの小説会に参加してもらいたいですねー
    多くの人に読んでもらえたら、書き甲斐があるってもんですしねー

    では、(^^)

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